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    シェルノサージュコミュニティ
    2014年01月27日 02:13 更新
    『Ciel nosurge~失われた星へ捧ぐ詩~』ファンの交流所です。 掲示板はご自由にお使いください。 『Ar nosurge~生まれいずる星へ祈る詩~』 2014年3月6日発売! サージュ・コンチェルト(surge concerto)シリーズ一作目 『Ciel nosurge~失われた星へ捧ぐ詩~』 2012年4月26日発売! 公式ホームページ http://surge-concerto.jp/ciel/ ジェノミライドットコム http://genomirai.com げのみらいおん(Mr.紅月氏のブログ) http://la-luna-roja.com/ 非公式まとめサイト http://sites.pirocot.com/surge-concerto/index.html 【プロローグ】 どこの世界のいつの時期あたりかはわからない。一つ言えることは、その星系は既に寿命を迎えつつあり、太陽の膨張により飲み込まれようとしているという事だけだ。 この惑星「ラシェーラ」に住む人々は、自らの生命の危機に対し、「移住」か「再生」かの選択に迫られていた。 移住。それは「天文」と呼ばれる組織によって提唱されている、惑星規模の瞬間移動計画。その為のエネルギーとしてこの星を一つ潰すことになるが、人々は速やかに別の居住可能な星へと移り住むことが出来る。 そして再生。それは「地文」と呼ばれる組織によって提唱されている、想いの力による星系の回復計画である。人々の想い、この世界では「詩魔法」と呼ばれる「力」を最大限増幅し、太陽とこの惑星を緑豊かな星へと蘇らせるものである。 世論は真っ二つに割れ、天文派と地文派は争い、世界は疲弊していった。そんな中、この世界を治める皇帝の世代交代が行われることになる。天文、地文はそれぞれ、自らの組織の息がかかった候補を立ち上げ、即位に向けて動いた。この世界では、皇帝即位は民意によって決められる。民衆は天文、地文、どちらの皇帝候補を支持するのか。そして、この星の運命はどちらへと進んでいくのだろうか…。 そんな、この惑星始まって以来の一大事の渦中に、少女はいた。 少女の名は、イオナサル・ククルル・プリシェール。次期皇帝候補の一人、天文側が推薦した皇女である。