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    日本密漁協会
    2018年01月25日 16:42 更新
                 「放送しろガイジ」 冷遇されている職場からいつものように帰宅して、割れアニメを視聴していると、ツイッターでこんなリプが飛んできた。配信をすれば枠を荒らしてばかりのリスナー、そのくせ配信しろとがなり立ててくる。(なんでこんな奴らのサンドバッグなんかになってやらなきゃならん)普段は「リスナーは家族だ」などとゴミみたいな寝言をほざくもめんも我慢の限界が訪れる。次第にツイッター上でのクソのようなつぶやきの頻度も少なくなり、放送を催促されないように、いつも配信している時間帯は息をひそめるように自分の世界に閉じこもる。 配信は麻薬だ、と思う。大学中退、親の脛かじり虫で会社のお荷物、何の取り柄もないもめんにとって、配信をしている間だけは自分が社会から必要とされている人気者であるかのような充実感、その錯覚を得られる。しかし同時にその快楽の代償は大きかった。配信では罵倒され、会社では虫けらのように扱われた日には放送を休みたく思っても、放送するようしつこく催促される。些末なことのようでもそれが積み重なると心への負担は増していき、もめんの精神を摩耗させていた。いっそのこと名前を変え、一度もレジェ到達もアリーナ12勝もできなかったHSから逃げ、他の配信サイトでやり直しを図ろうとも考えた。だが、それは無理だとすぐに思い直す。自分であると発覚した際にどんな目に遭うのかわかったものでもないし、リアフレにユダが存在していることもわかっている。それは現に彼女の過去の件などが暴露されてしまったことからも一目瞭然だ。それになんだかんだ言ってリスナーに幾ばくかの情もある。他の配信者と喧嘩する際はいくらか味方してくれるし、工事現場セットも送ってくれた、リスナーだって普段は口汚く罵ってはいるが自分のことをいくらかは好いていてくれている(と、もめんは勘違いしている)。そんなリスナーのことを裏切れはしない(と、もめんは思い上がっていた)…。 そうして俺は逃げられないのだともめんは悟る。今日もいつもなら配信している時間帯にツイッターでは息をひそめ、その時間帯をすぎると「寝てました」と形ばかりの言い訳をして、それ以降の時間クソみたいなツイートや女との気持ちの悪いチャHを恥も弁えず元気に投稿する。好きなことをするときだけは元気いっぱいのくせに、そうでないときは疲れたと宣う、人によっては甘えにも見えるその姿はまさに軽度の鬱病患者の姿に酷似していた。            リスナーのみなさん、それでももめんさんに辛く当たりますか?