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    青木直人
    2009年08月09日 04:42 更新
    中国ウォッチャー、ジャーナリスト青木直人 管理人は「ニューズレター・チャイナ」編集スタッフ なぜニューズ・レターなのか マスコミの報道に対する不信は高まる一方で、いまやネットを中心にした言論空間はその種の言説に満ち溢れています。それは確かにそうなのですが、だからと言って、直ちに信頼でき得る情報が手に入るというわけではありません。これが私たちの直面している情報空間の現実です。それだけに今必要なことは情報の真偽を見分ける目、情報リテラシーなのです。 どんな情報が信頼できるのか。その最大のカギは発信者が「誰も書かなかった事実を書いてきたのかどうか」、あるいは「合理的な推論の上でなされた予想を的中させてきたのかどうか」にあるはずです。 私はこれまでこんなことを書いてきました。 「30年間にわたり、対決してきた中国とソ連の関係改善のための首脳会談は来年〔1989年〕前半までに実現するだろう」 〔会談は89年5月に実現しました。記事は米国大使館のインテリジェンスから注目され、中国の某政府機関の関係者からも「なぜ、あんな重要外交機密がわかったのか」と感嘆されたのですが、肝心の日本の外務省はこの予想を鼻で笑っておりました〕 「アジア金融危機の影響で、中国最大の地方ノンバンク・広東国際信託投資公司(GITIC) は破産に追いやられるが、中央政府はこれを救済しないだろう。最大の貸出し手である邦銀はこれにより、莫大な損失をこうむるはずだ」 〔以後、大手金融機関の与信担当者からのコンタクトが増えました〕 「田中角栄の中国正常化の狙いは国際メジャーが手をつけていなかった中国に眠る資源の確保にあった。また毛沢東は田中に対して対米対中同盟提案を行ったが、この事実はいまだに日本側からも中国側からも、公にはされていない」 〔田中角栄に関するさまざまな著作やレポートに、ここからの「パクリ」が目立つように〕 「米国と中国は経済的相互依存関係をベースに、アジアにおいて対決を避けようと、台湾の独立に反対し、北朝鮮の金政権の跳ね上がりを封じ込めようとしている。米中「安保」体制が日米安保と平行して機能し始めた」 〔講演に内外の情報機関の関係者が必ず参加するようになりました〕 ここにあげたのは、スクープと分析の一部です。これをどう判断されるのかは、読者の方々にお任せします。 またこれまで共著も加えると17冊の著作を世に問てきました。関心のある方はまずそちらをお読みください。 今回情報誌「ニューズレターチャイナ」を発行することにした最大の理由は、定期的な情報発信の必要性を実感したことです。月刊誌やCS放送、あるいは単行本などメディアで発言する場合、主導権はあくまでメディアの側にあり、こちらが言いたいことをいつでも話せるわけではありません。ですから、小さくても自分の媒体を通じて、今後は必要なときに、必要な情報を発信していきたいと考えたのです。 発刊の時期もタイムリーだと思っています。世界的恐慌前夜のいま、昨年から顕著になってきた中国経済の危機と、北朝鮮の金正日総書記の「脳梗塞」による体制有事が誰の目にもあきらかになりつつあります。 いずれもこれまで私が一貫して追求してきたテーマであり、メディアは報じていなくても、動向次第では、今後数十年にわたって、日本の将来図が決定されてしまうことになりかねない事態が到来しているのです。 これまで「チャンネル桜」に出演した際の映像が投稿画像に相当数、紹介され、それを見た情報リテラシーに優れた方々から、高い評価と「定期的に青木さんの情報や分析を聞きたい」というリクエストをいただきました。 それならと、大手メディアの報道に対抗して、より深い分析と、インサイドな情報を毎週毎回レポートすることに決意したのです。 購読料が高いか、どうかは、あくまで情報と比較して判断していただきたい。それだけの価値があるのかどうかは読者の方に決めていただきたいと思っています。 ご支援のほどよろしくお願いします。 ニューズレター・チャイナ http://aoki.trycomp.com/NL/