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    遅ればせながら脳トレにはまっているうしろむき。 毎日のように脳年齢を更新し、いまやDSの中の川島教授にほめられることこそが自分の存在意義というところまで来た。 ある日のこと、毎週欠かさず見ているぷっすまを見終えたうしろむきは、ふいに今日はまだDSを開いていなかったことを思い出す。 「いや~思い出してよかった。もし忘れていたら教授に会わす顔が無かったよ。」 急いでDSをケースから取り出し、電源をカチリ。 毎日トレーニングを選び、自分のデータをタッチ。 「昨日は顔を拝見しませんでしたね。」 一瞬教授の言葉が理解できないうしろむき。 ふと時計を見ると、なるほど午前0時23分。 日付は翌日へと移り変わっていたのだ。 「昨日は 顔を 拝見 しません でしたね。」 教授の叱咤がエコーつきで脳内を反響する。 「昨日は顔を拝見しませんでしたね。 糞ニートの分際で、一体何に時間を費やしていらっしゃったのですか? こんなことすら毎日続けることができないのですか? 惰眠ですか?ぼんやりですか?オナニーですか? つーかまあ、自分の立場もわきまえず、毎日毎日DSかましてるほうが問題なんですけどね、実際。 お前が脳のトレーニングだからとか言い訳して、簡単な足し算に逃げこんでる間にも、かつての同級生は、汗水たらして働いてるわけだよ。 脳トレよりも職業訓練だろ?君の場合は!!」 教授の本音が耳をふさいでも聞こえてくる。 「黙れ黙れー!!!!」 川島教授のツラを液晶がにじむまでつついた後でうしろむきは