遥「はいっ、あ～ん！」

葵「ん゛ーん``-ん゛！！」

遥「駄目だよ葵ちゃん、ご飯ちゃんと食べないと。せっかく私が料理したんだから、 　　おのこししたら、私悲しいよ・・・」

葵「う゛！ぐッ！ん゛～ん゛～！」

遥「葵ちゃんは本当にわがままだなぁ～。葵ちゃん今の自分の状況理解してる？ 　　もう葵ちゃんには手も足も無いんだから私がご飯を作って食べさせてあげるしか無いし、 　　ここから逃げる事も出来ないんだよ？あっ、逃げる訳無いか、葵ちゃんは私の事大好きだもんね。」

葵「ううっ、う゛ー」

遥「本当に葵ちゃんには足手まといでｲﾗｲﾗさせられっぱなしだったからなぁ～。 　　一挙一動さることながら、もう喋るだけでもみんな嫌な気分にさせられてたんだよ？ 　　でも今は違うよ、葵ちゃんはもう何にもしなくていいの、私が全部やってあげるよ！ 　　葵ちゃんは私の言う事を聞いてるだけでいいの、私だけを見てればいいの。 　　私をもっともっと好きになればいいの！」

葵「ふぁｆふひゃひゃん・・・おうやひぇて・・・」

遥「何？なんて言ってるか解らないよ？それに私の名前は「はふひゃ」じゃなくて「遥」だよ？ 　　そりゃあ昨日歯を全部抜いたのは私だけどさぁ、それは葵ちゃんが舌を噛もうとするからじゃないっ！ 　　大好きな人の名前ぐらいきちんと言いなさいよぉ！このっ！このっ！」

葵「うう゛ー、あ゛ぁあぁ」

遥「はぁ、はぁ・・・ああっ！ごめんね葵ちゃん、痛かった？ごめんね、ごめんね？ 　　私だってちゃんと言うこと聞いてくれるならこんな事したくないんだよ？ 　　お願いだから私の事嫌いにならないでね？全部葵ちゃんの為なんだよ？ 　　解ってくれるよね？うんっ、はい！じゃあ仲直り、あーん！」

葵（いやぁ！もういやぁ！）

遥「ダメだよ葵ちゃん、食べてくれないと。・・・もう匂いが冷蔵庫からもれだしてるんだから、 　　・・・食べられない訳無いよね？元々葵ちゃんの一部だったんだし。まだ後三本も残ってるんだよ？ 　　それじゃ・・・、はいっ、あ～ん！」 続きを読む